昨年12月は、先にご紹介した堺市U様邸の他に、もう1件お引渡しがありました。
こちらは滋賀県の静かな住宅地。
ゆくゆくは菜園などを充実させていきたいとのご主人様のご要望もあり、
建物部分以外の敷地がとても広く、ゆったり贅沢な配置計画でした。
しかし、こちらも外構工事が継続中で、外観写真が撮れていません。
まずは内部のご紹介を進めます。
リビングのイチオシは開放感のある吹抜けです。第一種換気の採用で上下の
温度差が少ない計画なので、大きな吹抜けがあっても光熱費の負担を大幅に
増やすことがありません。
そして足元が寒くなりがちなフローリング床の家のデメリットを軽減する
新しい試みがこちら(ー_ー)!!
写真の機器は、ごく普通の家庭用エアコンなんですが、取付場所はなんと!
階段下の床のすぐ上\(◎o◎)/!
床面に開口があるのを確認していただけるでしょうか。この開口は直接床下の空間に
つながっているんです。
通常、床下は冷たい空気のたまり場所。寒い冬場は特に、家の中もその影響で1階の
足元をひんやりさせてしまいます。当社では住宅の標準仕様として、床板の下ではなく
基礎の内側に断熱材を施工する基礎断熱を採用しています。それでも床下のひんやり感は
かなり軽減されているのですが、その床下の空間を直接エアコンで温めることで、
より足元の寒さを少なくするのです。
暖められた床下の空気は、一種換気システムを通して家中を循環するので、
使ったエネルギーを無駄にすることはありません。この試みが、冬場の空調に
ありがちな“足元ひんやり&頭ぼんやり”を解消する新しいシステムになれば!
と、思っています。滋賀の厳しい冬を快適に乗り切るための、お助けアイテムに
なってくれることを期待します。
実績の少ないこのシステムの採用を決めていただいたY様のお気持ちに
応えられるよう、今後も一緒に経過を見ながらサポートを続けていきたいと思います。
最後にもう1つご紹介したいのは、2階バルコニーです。
主に物干にお使いだとお伺いしていたバルコニーは、開口部分に開閉式の格子が
取り付けられています。Y様のご要望で取り付けられたこの格子は、お洗濯ものが
丸見えにならない配慮とともに、外観の意匠性をアップさせ、室内からの
景観にも変化を持たせることができる、機能性あふれるアイテムですね。
お引渡しが完了した皆様、今後とも末長いお付合いをよろしくお願いいたします。
お気づきの点などがございましたら、いつでもご連絡をお待ちしております。
たん(●^o^●)